出身:大阪府大東市
職業(取材時):ノトノオト 代表 / 地域復興アドバイザー
この記事は、「能登半島移住計画」(2019年11月20日掲載)から転記いたしました。
能登半島移住計画は2021年3月末で終了いたしました。
ぶどうの房のように仲間を作っていく~繋がりながら仕事をする生き方~
『うれし!たのし!島流し!』という能登島のツアーに家族で参加した事が移住のきっかけになったという小山さん。食良し、景色良し、関係性良し、「良かったのは上の子が下の子の面倒を見て遊ぶような関係性があって、大人はよその子もしっかりと叱るし。子供達は子供達で遊んどいて、大人は大人で楽しむみたいな(笑)、そういう関係性ってすごい良いなと思って。それで子育てできるイメージが持てたというのが、移住の理由として大きいですね」と語る。
昔ながらの日本的な良さが残る七尾
移住者は近くにおじいちゃん、おばあちゃんがいないため、忙しい時に子供を預けるのが難しい。しかし、能登島には移住者仲間が多いためお互いに助け合える。
子供を預け合える関係性、顔の見える関係性、家が安い(笑)、繋がりが濃いと話してくれる小山さん「それって人によったら窮屈な面もあるかも知れないですけど、僕にはちょうど心地が良いので、そういう良い部分を残していきたいですね。」
現在、小山さんはノトノオトの代表として、能登島で主に外国人向けのサイクリングツアーを行なっている。小山さん自身が『住みたい』と感じた能登島の魅力を伝えるため、『暮らしの部分』を紹介するこのサイクリングツアーを始めたそうだ。
サイクリングツアーをはじめ、『商工会議所地域振興アドバイザー』『能登島ちびっ子探検隊』『うれし!たのし!島流し!事務局長』『音楽フェスの企画』『能登島酒プロジェクト』などなど、様々な事にチャレンジされている小山さん、石川県は色んな人材が学んで、繋がりを作れる場があると語る。
「能登には『能登里山里海マイスター』や、『いしかわ自然学校』、『いしかわ観光創造塾』など、学んでネットワークを作れる場が沢山あって、その関係で仕事をもらったりしているんです。まぁそれで自分の事業だけじゃなくて、色んな事で食っていくやり方をしているんですけど。」
田舎ポートフォリオワーカー これからの働き方のひとつとして
変化の激しい昨今、小山さんは変動に柔軟に対応するため、そして色んなことを楽しむために、1つの構想を持っている。それは『ぶどうの房のようにいろんな働き方をする人達の仲間を作る事』だ。「そしたら里山里海で若い人が楽しみながら暮らしていけるんじゃないかっていうのがあって。
実際、農業していて英語を話せる子がいて、僕のサイクリングツアーのサポートしてもらって、手伝ってもらった分は僕が休みの日に農業手伝ったりとか、そういう関係性が出来たら、小さなチャレンジってしやすいですよね。そういう仲間を作っていけないかなというのが構想で、それを今僕は実践しながら、ノウハウを溜めて、仲間増やしたいなと思っている所です。」
小さいチャレンジをしやすい環境を作る。チャレンジが増えれば色んなモノが生まれる。地域の総合力、魅力が上がる。小山さんの構想にすっかりと魅了されました。我こそは!!という方は是非七尾へ。一緒に楽しみ、チャレンジをしてみてはいかがでしょうか。
ノトノオトHP:https://www.notonote.com/
うれし!たのし!島流し!Facebook:https://www.facebook.com/noto.shimanagashi/
島の酒プロジェクトFacebook:https://www.facebook.com/shimanosake/
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