地域密着型HERO カニカマレディ1号「田畑 梨杏里さん」

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出身:石川県七尾市池崎町
職業(取材時):株式会社スギヨ 管理部 マーケティング・広報 SNS 担当

この記事は、「能登半島移住計画」(2020年8月23日掲載)から転記いたしました。

能登半島移住計画は2021年3月末で終了いたしました。

かつてヒーローを夢見ていたそんなあなたへ

突然ですが、私事から失礼させていただきます。かつて私が高校生だった頃、私は真剣に仮面ライダーになりたいと夢見ていました。子供たちに夢や希望を与える強きヒーローに俺もなる!!!と、正義感の強い青年だったのです。それから月日がながれ現在の私はというと、正義のヒーローどころか、会う人によって態度を変えてしまう、様々な仮面で素顔を隠す、その名も八方仮面ライターをやっている次第で御座いまして(いったいどこでこうなってしまったのか・・・)

しかし、私は今回ここ七尾で、かつての素直で純粋な気持ちを思い出しました。それは世界初の発明品『カニカマ』を装備し、とびっきりの笑顔で地域イベントを盛り上げていた一人のヒーローに出会ったからです。そのヒーローこそが今回紹介させていただく『カニカマレディ』こと『田畑梨杏里』さんです。

「誰もが住みやすい、地域づくりをしていく七尾であってほしい。作業療法士として今まで病院で担当していた人とか、今リハビリを頑張っている人たちが病院から出て地域に戻ったときに、自分らしい生活ができる環境をつくりたい」

自分の目指すところが明確になっており、そこに向かって明るく楽しく活動している姿勢と、ひとつひとつ言葉を丁寧に選びながらその想いをまっすぐ素直に伝えてくれる田畑さんの人柄に私は感銘を受けました。”誰もが住みやすい地域をつくる”その志を実現するために日々笑顔でアクションを起こしている彼女は、間違いなく私の夢見た理想のヒーローでした。

※カニカマレディ= 田畑梨杏里さんというのはあくまでも私個人の推測であり事実と異なるかもしれません。真相が気になるという方は、ぜひ一度七尾に足を運んでいただき皆様自身でご確認ください。

この”地域”に無くなって欲しくない

田畑さんは石川県内の高校を卒業後、愛知県にある日本福祉大学に進学し、作業療法士の資格を取得する。その後、富山県にあるリハビリテーション病院で約四年間勤務したのちに、青年海外協力隊としてサモアで二年間の任期を全うし、現在、地元である石川県七尾市に本社事務所を置く株式会社スギヨで勤務されている。

「いつか七尾に帰ってこようと思っていたけど、そのタイミングをいつにしようかっていうのを考えてましたね。同級生もみんな外出てくし、だんだん人が少なくなってるのは知ってて、小学校が廃校になって、保育園も休園になってて。この地域無くなって欲しくないし」

 ずっと地元に帰るタイミングを考えていたという田畑さんですが、ある一人の熱き男の存在が地元に帰るきっかけをくれたという。その男とは、現在、七尾市高階地区の地域おこし協力隊としてバリバリ活動している『任田和真』だ(取材時)。

「任田さんの噂はサモアにいても聞こえてきてたんで(笑)、任田さんおるうちに帰ってきた方が、おもしろいことができるだろうなと思って。無くなりそうな地域をなんとかしようと頑張ってくれとる人がおるうちに、そして、自分もまだ体力のある若いうちに帰ってきたら何かできるかなと」

地元を大事にする企業、株式会社スギヨをもっと身近な存在に

現在、田畑さんは株式会社スギヨのSNS担当として、スギヨ公式アカウントを開設し、SNSとリアルが繋がるような企画や活動の情報発信などを主に行なっている。またお客様にスギヨのことをもっと身近に感じてもらうために、田畑さん自身が積極的に地域のイベントに参加し、直接地域の方達と会話をし、コミュニケーションを深めている。

「スギヨはやっぱり地元を大事にして、地元から支持される企業であってほしいので、社員の私がどんどん出かけて行って、地域の人とスギヨの距離をちょっとずつ縮めている」

株式会社スギヨは地元の土地を守るために、2007年からスギヨファームとして石川県の企業で初となる農業事業を始めるなど、地域の『環境』を大事にする活動を行なっている。さらに、もともと作業療法士である田畑さんは、医療や福祉の視点から、その地域に暮らしている『人』に焦点を当て、誰もが住みやすい地域づくりを目指している。

スギヨから優しい地域をつくることができるんじゃないかと思って

「作業療法士が病院や施設の中だけにいなくていいと思っていて、福祉をちょっとわかっている人が、地域にいるっていうことで、障害を持っていても外に出ていきやすい雰囲気をつくれたら。福祉の世界が特別だと分けられるんじゃなくて、地域の人達とか、企業とかと少し距離が縮まって、お互いに理解して、助け合ったり配慮したりできる地域になってほしい」

 誰もが住みやすい地域づくりをしていく七尾であってほしいと、力強く話してくれた田畑さん。全力でスギヨの商品をPRしながらも、福祉の視点から地域のことを考え、困っている人がいたらその”困っていること”を取り除くために、自分には何ができるかを日々模索し、実行している。助けを求めている人がいたら駆けつける、そんな田畑さんは間違いなく正義のヒーローだと思います。明るくてよく笑っている印象が強い田畑さん。笑顔は伝染します。最近笑ってないなと感じる人は、ぜひ一度カニカマレディに会いに七尾のイベントに参加してみては?

 これはあくまで私の憶測ですがカニカマレディ”1号”ということは、その先も続くということだと思います。この意志を引き継ぎ次なるヒーローになるのはそこのあなた!!!あなたかもしれません。カニカマレディがいるならば、カニカマンが誕生しても不思議ではありません。

来たる時に備えて、私はカニカマを食べます。#必殺私流カニカマ食し #私はカニカマが大スギヨ。アピール全開、皆様の応募お待ちしております。


フォトライター 宮本一輝(石川県小松市出身)
インスタグラム:ciao_vamoskazu

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
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