また戻ってきたい、そう思えるようになった場所「朝長 穂奈美さん」

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朝長 穂奈美
出身:福岡県宗像市
職業(取材時):北國新聞社 記者

この記事は、「能登半島移住計画」(2019年12月3日掲載)から転記いたしました。

能登半島移住計画は2021年3月末で終了いたしました。

掘り出せザクザク〜七尾はネタの黄金宝庫〜

北國新聞社に入社して研修を受け3ヶ月、転勤先が七尾だった朝長さん。七尾の第一印象は「人も店も少なくて最初はちょっと嫌やった、、、かな(笑)でも、仕事でいろんな人に会ううちに、ネタを持っている人も結構いることに気付けて、それから色々なコミュニティに顔を出して、休日も仕事の日も境なく楽しんで過ごしていました。」と優しい口調で話してくれる朝長さん。

いろんな物事に本気で取り組んでいる人が多い。「若い人ももちろんだけど、年配の人も何かに打ち込んでいて、みんなが個性的な感じかな。世代を超えて自由で面白い人がいっぱいおる。」

ネタがいっぱいに詰まったおもちゃ箱七尾

取材をしていると、七尾に住んでいる周りの人からも『この人取り上げてよ!!』と勧められることもあるそうだ。『これできたらすごくない?』と、なぜそれに情熱を!?みたいな事に目をキラキラ輝かせて本気で取り組んでいる方々の役に立てたら良いと朝長さんは語る。

七尾に人を呼び込もうとチャレンジしている方々と接しているうちに、朝長さんの生活にも影響が出始めた。「話を聞くとき、たいていは最初、興味ないんだよね。でも、目をキラキラさせている人の熱い思いにつられて、ついつい仕事スイッチが入る。『めっちゃ忙しい今日』ってなっとるときもあったし。でも、記事を書けば書くほど『これもお願い』って集まって来るしすごく良い循環かな。」

チャレンジしている人がいれば、それを記事にしてくれる人がいる。記事に掲載されれば『私も!!』と声を上げてくれる人が現れる。Win -Winの関係性が生まれている。

また戻ってきたい、そう思えるようになった場所

なんと金沢の本社に異動になった朝長さん。現在は後輩への引き継ぎ、七尾の良さをしっかりと伝えることが、今すべき事だと語ってくれた。

七尾での生活を通して七尾の印象が変わった。「本社で記事を書いて、しっかり力をつけて、人事の人に認めてもらって、可能ならまたここに戻ってきたい。」と話してくれた。

そう思わせてくれる人が七尾にはいる。地元七尾の人からも愛されている朝長さん。是非また朝長さんが書いた七尾市の記事を読ませて頂きたい。


フォトライター 宮本一輝(石川県小松市出身)
インスタグラム:ciao_vamoskazu

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
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