この記事は、「能登半島移住計画」(2019年9月22日掲載)から転記いたしました。
能登半島移住計画は2021年3月末で終了いたしました。
玉置 陽一さん
出身:岡山県倉敷市
高澤ろうそく店 営業担当
『大きい目的』があって、たまたま来た土地がここ七尾だった
ヴィオラに人生を捧げている男。七尾に移住したきっかけは一言で『転職』、転職を考えた理由は『ヴィオラと過ごす時間を増やすため』、ライフワークの中心は『ヴィオラ』。
「ヴィオラをちゃんとライフワークとして弾けるような環境で、かつ、好きなことをして働けるような仕事を求めて探していたら高澤ろうそく店と出会ったって感じかな。だから知り合いが七尾にいたからとか、七尾と何か縁があったからとかではなく、七尾のことを全然知らずにきた。今でもそんなに知らないけど(笑)」
七尾の好きなところは魚介がおいしくて、海、山、特に夕陽が綺麗だという玉置さん。ヴィオラを弾く時間は?と尋ねると「ある!!」と即答してくれた。
ヴィオラ好きは社長も公認
現在、玉置さんは高澤ろうそく店で営業を担当している。イギリス留学経験から英語を使って海外の人とコミュニケーションをとるのが好きだという玉置さんは、海外営業の活動も行なっている。
「高澤ろうそく店での野望は、海外のおしゃれだなと思っているショップの定番商品にしてもらうこと。結構インテリアショップってトレンドや流行で物の入れ替わりが激しいけど、その中でも高澤ろうそくのろうそくだけは常にレギュラー商品として置いてあるという状態を実現したい」
もっと俺みたいな人間が増えて欲しい
七尾に何かコネクションがあってきた人、七尾にベースを定めて移住してきた人ではなく、何か別の大きな目的があって、たまたま来た土地がここだったみたいな人。そんな人がもっと増えて、流動的に出入りが増えたらおもしろいんじゃないかなと自身の想いを話してくれた。
「そういう人が生み出せるクリエイティビティーとか人の流れとか雰囲気とかって、それだけ強い目標があったら、周りの人もちょっとは興味を持ってくれると思う。それだけ人生をかけてまでしたい事ってどのくらいおもしろいことなのかなって。そういうので人の意識がちょっと動いていくっていうのが、いっぱいあると結構面白いんじゃないかな」と玉置さんはヴィオラを抱えながら話してくれた。
人生をかけてやりたい事が明白になっている玉置さん。玉置さんのヴィオラにかける情熱を直に感じて、インタビューをさせて頂きながらも同時にワクワクもした。情熱は伝染する。七尾に興味がある人はもちろんのこと、伝統工芸、そしてヴィオラに興味がある方、まずは高澤ろうそく店を訪れてみてはいかがだろうか?ぜひこの情熱を直に感じて頂きたい。
フォトライター 宮本一輝(石川県小松市出身)
インスタグラム:ciao_vamoskazu
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