何もないのが良い。田舎で敢えて都会の仕事をする。「三守 百合香さん」

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出身:石川県金沢市
職業(取材時):映像ディレクター/グラフィックデザイナー
https://www.y-direction.com/

この記事は、「能登半島移住計画」(2019年11月8日掲載)から転記いたしました。

能登半島移住計画は2021年3月末で終了いたしました。

適度に不便がなくコンパクト

七尾に移住することになったきっかけは能登留学社会人インターンで約3ヶ月間働いた事。

「七尾は人があったかく、適度に生活する上では不便がなく、自然もありコンパクト。普段の仕事をする分には全然不便は感じてないですね。」

景色がいい。何もないのが良い。仲良くなった漁師さんが船を出してくれるなどもあり、釣り好きには楽しい場所だと語る。

三守さんは現在、モーショングラフィックスの仕事を主に行っている。「田舎ではあまりない職種のお仕事を七尾で制作している感じですね」仕事は主に東京の企業からもらっている三守さんだが、七尾でもいくつか映像の仕事を手掛けている。

「高齢化で減っている語り部さんを残しておきたいと思って撮影して能登の民話を短編映画にしたんですよ。」
タイトルはこっちの方言で『けんけんぼっとり、なんばみそ』。

短編映画「けんけんぼっとり、なんばみそ」予告編

次なる目標は事務所を作って仲間集め

「場所にとらわれずに仕事を出来るようになりたいと言う目標が叶ったので、次は七尾に事務所を作って、スキルはあるけど田舎で仕事をやりたいって人と一緒に仕事ができたらいいですよね。

クリエイティブ系の仲間を増やしていく。そしたらこっちの産業も盛んになると思うし。」
プライベートは自然の多いとこで過ごすが、仕事の充実度は高く。光熱費は安く。

「今後は東京と能登のつながりを広げて強くし、いいチームを作り、能登を題材にした映像を作りたいかな」と優しい笑顔で熱き野望を語ってくれた。


フォトライター 宮本一輝(石川県小松市出身)
インスタグラム:ciao_vamoskazu

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
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