【エビス文具店】海外文具とオリジナルグッズで魅せる四季の彩り

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「新しい!」であふれるエビス文具店

エビス文具店は、中能登町井田にある小さな文具店です。今から約12年前に創業し、ここ井田で文具の販売を行っています。店主の熊谷さんと猫たちがあたたかく出迎えてくれるアットホームな店内には、国内外から仕入れた個性豊かな文具が盛りだくさんです。
熊谷さんが取り扱う文具を選ぶ基準は「気分が上がるもの」「四季を感じられるもの」。大手の雑貨屋や街中の文具店でも目にすることのない、珍しい商品が棚や机にずらりと並んでいます。

ちなみに、エビス文具店の看板猫たちは日中はお昼寝していることがほとんどで、来店してもなかなか出会えないレアな存在だそうです。

人気の商品は、海外から仕入れたワインのラベルや使用済み切手、柄入りペーパーなど、いわゆる「紙モノ」といわれる商品です。コラージュ(ノートなどに写真や文字、絵などをステキに切り貼りして作品を制作すること)台湾製のエコバッグも高い人気を博しています。
取扱商品は日々変化しており、訪れるたびに新たな出会いがあるエビス文具店は、まさに文具の宝箱ともいえるでしょう。

古墳とおにぎり!?エビス文具店のオリジナル商品とは

エビス文具店でひときわ高い人気を誇る商品が、エビス文具店オリジナルグッズの文具たちです。オリジナルデザインのノートやクリアファイル、そえぶみ箋などを製造し、店内で販売しています。

デザインは古墳とおにぎりの2種類。なぜこのふたつがモチーフとなっているのでしょうか?その答えは、能登の長い歴史の中にあります。能登地方は須曽蝦夷穴古墳や雨の宮古墳群などたくさんの古墳を有し、古墳のまちとして知られています。
また、能登は日本で初めておにぎりの化石が出土された地でもあります。このオリジナルグッズを通して、このような能登のストーリーを県内外に広め、より多くの人が能登の魅力に触れることが期待されています。オリジナルグッズは現在エビス文具店や外部イベント、通販のみで購入できますが、今後は卸も行って文具店や雑貨屋でも買えるようにしたいと熊谷さんは語りました。

エビス文具店のこれから

エビス文具店は元日の能登半島地震の被害をあまり受けず、商品を陳列するショーケースが割れた程度にとどまったそうです。しかしながら若い世代のお客さんがまだまだ少なく、主な客層は30代以降の大人世代だそう。それでも、中高生がお小遣いを貯めて高級シャープペンを買いに来たり、ノートなどの文具を買って行ったりするなど、エビス文具店は若い世代にも地元の文具店として着実に親しまれています。

エビス文具店は石川県や富山県などで行われるマルシェや展示会などの外部イベントにも積極的に出展しており、イベントでは主にコラージュ用商品やオリジナルグッズを販売しています。オンラインショップでも商品を購入することができ、場所を問わずエビス文具店の商品を手に取ることが可能です。

国内外のレアなアイテムとふるさと愛溢れるオリジナルグッズの2本の柱で、エビス文具店はこれからも井田のあたたかな空間として愛されていくのだと感じています。「文具が大好き!」というこだわり派の方も、文具にはあまり詳しくない方も、是非エビス文具店厳選の商品で四季や世界の彩りを感じてみてはいかがでしょうか。

インフォメーション

【エビス文具店】海外文具とオリジナルグッズで魅せる四季の彩り
店名
エビス文具店
住所
〒929-1721
石川県鹿島郡中能登町井田 カ部57-1
営業時間
12:00~18:00
電話番号
0767-76-0046