若者達が帰ってこれるきっかけに。「中出 哲也さん」

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出身:石川県加賀市
職業(取材時):ワイン食堂ぷかぷか亭 亭主

この記事は、「能登半島移住計画」(2019年9月26日掲載)から転記いたしました。

能登半島移住計画は2021年3月末で終了いたしました。

ブレずにここに。ワインを通じて。

既にいろんな方から取材を受けているワイン食堂ぷかぷか亭の亭主中出さん、私が実際にお店にお邪魔させて頂いて感じた良さ、それは『圧倒的なホーム感』だ。あれここに来たのって初めてだっけ?っと、インタビューを終えてお店を去る時には寂しい気持ちになっていた。それだけ楽しい空間、美味しい食事を提供して頂いた。ありがとうございます。

中出夫妻の優しい笑顔、軽妙なトーク、冗談なのかわからない冗談(笑)、ワインや料理は勿論のこと、私の一番のオススメは亭主の人柄だ。リピーターが多いと言うのも頷ける。

なぜ食堂にしたのか、それは敬意を払って。

「料理の勉強は常にしていて、家で試したりずっと続けてきたかな。『食堂』としたのは専門的にやっている人達に敬意を払って。」

ワインと聞くとどうしても構えてしまうのは私だけだろうか?中出さんはお店の名前に『食堂』とつけてくれた事で、大衆感が漂い、気軽にワインを楽しめる雰囲気を作り出してくれている。

日常的にもっとワインを楽しんでもらいたい。

「ワインに対してすごく保守的すぎて、なんか一言言わないとワインを飲めないみたいな、そんなにかしこまらなくてもって(笑)、本当に日常的にワインを飲めるような状況になったらもっと能登は良くなるんじゃないかなと思って。」

若者達が帰ってこれるきっかけ、下支えとなる場所。

過疎化が激しく進んでいる七尾。若者達が帰ってきて遊べる所、楽しめる所、飲める所がないと絶対ダメだと思うと語る中出さん。

「若者達が戻ってこれるきっかけにもしかしたらここがなれるかもしれない、だからそういう下支えになれれば良いいかなと。若者達が戻ってこれるような場所は、少しでも過疎化は止まると思うし。カッコいい事言った?(笑)」

常に冗談と本音を織り交ぜながら話してくれる中出さん、亭主の楽しませてくれる人柄は料理にも表れてる。是非是非一度味わって頂きたい。

ワインを通じてこの場所にブレずにいてくれる。それがホーム感を感じる一つの理由かもしれない。次回は来るときは「ただいま」と言って入店できそうなワイン食堂ぷかぷか亭の雰囲気。ぜひ気軽にワインを楽しんでほしい。中島を訪れた際にはぜひこちらでゆったりぷかぷかとした時間を過ごしてみては?

最後に亭主からの一言「ブレて居酒屋に変わっていたりして(笑)」ぜひワイン食堂のうちにご賞味あれ!!

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
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