小さな小さな酒蔵「櫻田酒造」

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自称能登で最も小さな酒蔵

櫻田酒造の若き社長、櫻田博克さん。
超多忙期間を除いて基本的には1人で酒造りに取り組んでいるそうです。
なので、自称能登で最も小さな酒蔵。
この仕事も25才から始めてもう10年以上経ったそうです。

昔ながらのカウンターバー&盆暮れ

櫻田酒造さんは町の酒屋さんも兼ねています。地元の方々が、やって来ては酒やビールを買って行きます。昔からの習慣が未だ根強く残っているこの地域では、まだ半分くらいの方の支払いが “盆暮れ” ということには驚きました。
櫻田酒造には昔ながらの酒屋らしく、一枚板のカウンターがあります。
櫻田さん曰く、「いつも飲みに来る人がいるんですよ、2~3人。ワンカップ飲んでます。うちへ一升瓶持って帰るとすぐ空いてしまうらしいんで。一応自分で調整しながら飲んでるみたいですよ。雨降っても、雪降っても来ますね。」

地酒中の地酒。蛸島の人に支えられて

「基本的にはうちは普通の酒屋さんなんで、ビールも売ってますし客の大半は蛸島の方ですね。日本酒の販売で言えば9割は珠洲市内じゃないですか。まさに地酒です。蛸島の漁師さんたちは本当によく飲んでくれるんですよ、有り難い事に。」と、櫻田さん。
蛸島の方が遣い物にも使う事も多く、もらった方が気に入ってその後注文を頂く事もあるそうです。

自家栽培の珠洲米を使った酒造りの取り組み

取材に伺った時に、櫻田さんが今年始めて仕込んだ酒があると教えてくれました。それは、櫻田さんの家の田んぼに酒米を植えたものを原料にして作ったものなんだそうです。原料の米も珠洲産、いや、蛸島産にこだわった、とっておきのお酒が出来上がります。楽しみです。

概要

能登半島の最先端の珠洲市蛸島町に1915年(大正4年)創業の小さな小さな酒蔵です。少量を丁寧に造ったお酒が自慢です。

【見学・体験】見学人数:20人まで 申込方法:電話で要確認(詳細はお問い合わせください) ※事前に予約が必要です。

櫻田社長
外から見た蔵
酒蔵&酒屋の外観

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
ご利用・お出かけの際は、お問い合わせ先などでご確認ください。

インフォメーション

住所
石川県珠洲市蛸島町ソ93
電話番号
0768-82-0508
URL
https://sakurada.co.jp/