人間として朝起きて夜寝る生活を!!「矢野 さやみさん」

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出身:岐阜県岐阜市
職業(取材時):まいもん処 いしり亭 社員

この記事は、「能登半島移住計画」(2020年5月12日掲載)から転記いたしました。

能登半島移住計画は2021年3月末で終了いたしました。

「ああ、ここに住んでみたい」って、直感です

七尾に移住される以前は、東京の飲食店でバリバリに働いていた矢野さん。毎日ほとんど休みもなく働いている中、ある疑問が浮かんだ。「月に休みが4日みたいな生活が二年ぐらい続いて、これってなんの為に働いているんだろう?ってことになりまして(笑)。そう思っていた時に、旦那も飲食業をしていたんですけど、一緒に『人間らしい生活』がしたいよねってなって」

旦那さんの次のチャレンジが『農業』に定まったことで、移住先の候補に長野、富山、石川が挙がったが、七尾に移住を決めた理由はズバリ『直感』だ。

「七尾に降り立ったときに『ああ、なんかここに住んでみたい!!』って、ほんとになんの縁もゆかりもなく、ほんとに『直感』、『インスピレーション』で、七尾に決めたんです(笑)」

ピアノを『職』として

現在、『まいもん処いしり亭』で勤務されている矢野さんだが、一つの目標は『ピアノに携わる仕事』がしたいだ。音楽高校→音楽大学→ピアノの先生と人生を歩んで来た矢野さんは、もっと広い視野で、いろんな世間を知りたいと思うようになり、ピアノの講師を辞めて、飲食や販売など、様々な仕事をされてきたという。

「ピアノは教えることはできるかもしれないけど、もっと普通の事なにもできないのに、子供達から先生って呼ばれて。世間を知らな過ぎるって感じて(笑)。それにいろんな要素がないと、『音』ってみんなに届けるものなのにつまんない音楽になっちゃうんじゃないかと思って。いろんな体験をしないと音に反映されてこないと思うんですよね」

現在、一度ピアノから離れて様々な経験をしてこられた矢野さんだが、やっぱりピアノを弾いている時は楽しいと思えるようになったのだという。ぜひ、今の矢野さんが奏でるピアノの音色を聞いてみたい。

『商売人の血』が沸き立つ

柳ヶ瀬商店街の生まれである矢野さんは、母親からの『商売人の血』を引き継いでいる。「郊外のモールに負けないように、やっぱり『街』っていうは賑わっていてほしいなって。郊外の車で行けて、そのモールで完結するっていうのがいろんなところにできてしまったら、『街』は死んでいることになる。この現状はどこの県でもあると思うけど、そうなるとつまんないかな」

ネットが普及し、買い物も外にでなくてもできるようになっている中、どうすれば街に人が集まってくるのか。一つの手として、もっと外食産業が盛んになればいいのかなと矢野さんは語ってくれた。

もっともっと賑わう町へ。何かアイディアがある方、ぜひ皆様のそのアイディアを七尾で実現させてみませんか。そして、まずは七尾に足をはこんでみてください!!!。そしてさらにその際は、ランチは『まいもん処いしり亭』でおいしい料理を堪能してみてください。とってもボリューミーでリーズナブルでおいしいです。


フォトライター 宮本一輝(石川県小松市出身)
インスタグラム:ciao_vamoskazu

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
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