能登スタイル

パソコン版スマートフォン版

<広告>


のとびと
<広告>

水野 早乙美(さとみ)さん

水野早乙美

自然栽培農家

イチゴ本来の美味しさを食べて貰いたい
東京都出身。羽咋市の「のと里山農塾生」として2017年より移住し、自然栽培(無農薬・無化学肥料・無除草剤)を実践。道の駅にて、加工品の屋台出店も行っている。東京でのキャリアは、フリーアナウンサー・インド占星術・ダンサー。2019年4月末からは、「イチゴの楽園 のと風ふぁ〜む」をオープン予定。ガーデン仕様になっており、散策しながらイチゴを摘むイベントを企画中。ウェルカムドリンクの自家製酵素スムージー付き。

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
ご利用・お出かけの際は、お問い合わせ先などでご確認ください。

のと風ふぁ~む
〒925-0613石川県羽咋市飯山町
e-mail satomizuno333@gmail.com
■農業塾との運命的な出会い
羽咋市では、市とJAが主催の全国でも稀な自然栽培の農業塾を開講しています。その第3期生として、東京から就農した水野さん。東京都で生まれ育ち、フリーアナウンサー・インド占星術・ダンサーなどの経歴がありながら、自然栽培農家として移住した経緯をお聞きしました。

「昔からずっと『青い地球を見たい』というヴィジョンを持っていたんです。」それは、『地球本来の綺麗な姿に戻すお手伝いがしたい』ということなのかもしれないと気づきながらも、その大きすぎる問題に対してどうしていいのか分からず、ずっと戸惑っていたそう。
そんな中、絵本「ハチドリのひとしずく」とロシアの女性覚者について書かれた「アナスタシア」という運命的な二つの本に出会う。そこに記されていた「大きすぎる問題でも、自分に出来ることをやればいい」、「自然栽培の暮らしをすることはダイレクトに地球を救うことになる」という提案は、東京にいながら「魂の本来の使命が今の仕事と直結していない」と感じていた水野さんの心を動かした。それは「ズバリ一致した。」感覚だったという。

初めは東京の家庭菜園・市民農園で実践していたが、お父様のお墓参りで中能登に訪れた帰りに偶然「羽咋市の自然栽培実践塾」を知る。これは父や先祖が導いてくれたのだと確信した。
■ 開墾:本来の自然に模すところから始まる
自然の空気と水の流れをつくる
自然の空気と水の流れをつくる
自然栽培を始めるにあたって、開墾時にまずやらなければならないのは「空気と水の流れを正常に戻すこと」。近代化に伴い、土地の状態が不自然になっている。そのまま自然栽培をやろうとしても育たない状態なのだ。

2016年12月に縁があって借りることになった畑は、それらの作業以外にも畝が立てられないという予想外の難関にも直面した。地主さんも知らないことだったそう。以前の工事で岩や土砂が投入されており、機械が入れずに多くの人手を借りて何とか平畝のまま最初の種植えを行ったが、やはり収量は思うように採れなかった。
■ 「イチゴ」は土地にも自分にも合っていた
自然栽培のイチゴ
自然栽培のイチゴ
農業には適地適作があり、その土地に向いている作物と向いてない作物があるという。試行錯誤の結果、イチゴが一番ここの土地にも自然栽培にも適してると気づく。「あと、自分との相性もよかったんですよね、人間同士でもあるじゃないですか合う合わないって。作物もやっぱり生き物だから。」と語る水野さん。

2019年4月末には、ガーデン仕様のイチゴ農園「イチゴの楽園 のと風ふぁ〜む」をオープン予定。この日は、塾生同期の強力な助っ人、網登与次さんと共にガーデンのDIY中でした。
モデルとなる先駆者がいないため、自分でアイデアを出しながらオープン計画は進んでいる。元々クリエーションが好きだったのでそれも楽しんでいるが、全責任が自分にある分、同時にプレッシャーも感じているという。でも、「日々、目に見えて反応してくれる植物たちに触れていると励みになり、元気をもらう。」と話す水野さんの作物への眼差しはやはり人と接しているかのような暖かさを感じる。
■作物本来の美味しさを食べて貰いたい
畑の様子(取材日2019.3.5)
畑の様子(取材日2019.3.5)
収穫してから時間が経つほどに作物本来の栄養は少なくなっていく。特にベリー類はそのスピードが早いのだそう。
「そのものの生命力を宿した作物やベリー類を食べてもらいたい」という強い想いから、その場で食べることのが出来る「イチゴ摘みイベント」、もしくはその日中に食べて貰える様な企画や仕組み作り、届け方を近隣のレストランとも協力しながら考案中。特に今年は加工品開発に力を入れていきたいと意気込む。
■これからのこと・・・自然栽培の先に暮らしがある
今後の夢は?との質問に対して、
「自然栽培がゴールではなく、暮らしそのもの。地球に負担のない持続可能なシステムの循環型の家を作って行きたい。いつしか自然栽培に適した土地を1ヘクタール以上持って、そこに自分の家もセルフビルドして、永続的に環境とともに存続するような暮らし。コミュニティや教育も視野に入れている」と、農業だけではなく、その先にある暮らしまでをも見据えたヴィジョンを語っていただきました。

自然の力を自分の力にしながら、軽やかに自分の道を歩む水野さん。とってもイキイキして幸せそうでした。

(取材・文/ふるさとライター 原口陽香)
<広告>

PR

能登の産品を販売中!能登スタイルストア

活き〆甘エビ「能登とき海老」

四季の暮らし部

広告募集