海岸を車で走れる日本唯一の砂浜、千里浜ドライブウェイ
日本で唯一、車で走ることができる砂浜「千里浜なぎさドライブウェイ」出入り口すぐに位置する「能登千里浜レストハウス」。
創業からおよそ50年間、能登を訪れる団体旅行の拠点として、年間約10万人のお客さまが訪れます。
国定公園の指定を受けた千里浜海岸沿いにあるこのレストハウスでは、空と海の美しい景色を見ながら、能登の新鮮な食材や、お土産などのお買い物を楽しむことができます。
2021年2月にリニューアルオープン
そんな歴史がある能登千里浜レストハウスですが、2021年に経営者が変わり、リニューアルしました。
食堂やお土産物コーナーが一新したのに加え、カフェやコワーキングスペース、ウッドデッキを増設しました。
館内入り口には石川能登を代表するお祭り「能登キリコ祭り」に使用される「キリコ」が展示されており、能登の文化の豊かさを感じられます。
景色がご馳走! 新しくなったレストハウス
千里浜レストハウスの目玉は能登かきや能登の海鮮を浜焼きスタイルで味わえる大人気の「浜焼きコーナー」。
オーシャンビューの景色を満喫しながら食事が楽しむことができます。
遮るものがない能登の海を眺めながらいただく能登の幸は、とても贅沢です。
ここから見える海には、景観を保護するためテトラポットがありません。開放的な海岸の景色を楽しめます。
こちらのお薦めメニューは、浜焼きコース。
地元食材はもちろん、全国から旬の食材を調達し新鮮な状態で提供しています。
能登特産の「能登かき」や料理に使用している「能登野菜」は、能登千里浜レストハウスを運営している(株)能登風土が自社生産している地元の食材です。採れたて新鮮な能登の食材を存分に味わうことができます。
館内には広いお土産コーナーもあり、ここでしか買えない食品や伝統工芸品など、能登の魅力が詰まった商品が数多くそろっています。
なかでも人気なのは創業当初から変わらない「いか団子」。
外の売店では焼き立てを味わうことができます。実はこのいか団子、こちらのお店では、もともとイカ焼きを販売しており、余ったゲソをかまぼこに練りこんでみると大変おいしかった、という誕生秘話があるそうです。
今では1日600本を手作りしています。
ぜひ一度味わってみてください。
カフェやコワーキングスペースも! 今、能登でも注目すべきホットスポット!
これまでの伝統を守りながら、能登千里浜レストハウスはまだまだ新しいことへ挑戦し続けます。
6月18日には、広いウッドデッキにテラス席を設けたオーシャンビューのカフェ、その名もSSTR CAFÉ chirihama sunsetbaseをオープンしました。
『SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)』とは冒険家風間深志氏が発案した全国のオートバイ愛好家が日没までに千里浜のゴールを目指して集うという独創的なツーリングイベントです。
そんなSSTRのゴール地点であるレストハウス内にバイカーの聖地と言えるカフェをオープンします。
「オートバイに乗る人も乗らない人も、海をバックに交流する所」「美しい千里浜をもっと身近に感じる場所」をコンセプトとしています。
日本海を独り占めできるウッドデッキでは今後、音楽フェスやBBQ、ヨガや運動などのイベントスペースとして活用予定だそうです。
また、2階には多目的のコワーキングスペースを開設予定(7月以降オープン予定)。食事やお土産だけでなく、働ける場所として更なる魅力的な施設になること間違いなしです!
能登千里浜レストハウスは、能登観光の魅力を発信する拠点として活躍してきた場所。
今後は県外の人だけでなく、さらに地元の人たちの仕事や交流の拠点となるような場所となります。
「様々なジャンルの人と連携して、何か面白いことをやりたい」。そんなアイディアをお持ちの方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。
(取材・文/ふるさとライター 田中裕香)
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