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吉田 洋子さん

吉田洋子さん写真

椿庵

マイペースで創作活動を続ける陶芸家
母として4人の子を育て上げる間も九谷焼の創作活動を続けた。平成20年にはイギリスのウェッジウッド社に3ヶ月間留学。翌年からは、10年前に作ったギャラリーの新たな活用にも着手する。

※吉田洋子さんは、2015年7月18日に60歳でご逝去されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。 
椿庵
〒926-0038 石川県七尾市八幡町ニ部3番地
TEL・FAX 0767-57-2766
ブログ http://hiroko-yoshida.blogspot.com/

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
ご利用・お出かけの際は、お問い合わせ先などでご確認ください。

■椿庵
椿庵はギャラリーと茶室を兼ねた空間です。1999年に作られました。彫刻家であるご主人の作品とご本人の作品を展示し、お客様が来たときにお茶を出しています。ギャラリーを建てたいと言った時、「こんな田舎に誰が来るんだ」と周囲の人から大反対されましたが、当時は子育ても忙しい時期で、いろんな地域を回って個展を開くようなことは出来ないので、「ここに来ていただこう」と考えました。七尾の和ろうそくで有名な高沢ろうそくさんのろうそくを置く燭台を作品として作っていたので、ギャラリーを囲む竹林の中に燭台を置き、お客様をお迎えする長いスロープを作りました。そして、室内から竹林を眺められる贅沢な空間を持つことが出来ました。
■九谷焼を見て育つ
吉田さんは金沢に生まれ、小松で育ちました。小松では九谷焼が身近にあり、九谷焼の作家さんを見て「こんな生き方もあるんだ」と思ったそうです。中学の頃からいろんな美術品や伝統文化を見るのが好きで、一人で京都にお寺を見に行くこともありました。そのうちに「そういうモノに惹かれている自分は一体何なんだろう」と考えるようになり、大学は美大に進学。決して絵が好きだったわけではなく、どちらかと言うと、男の子と一緒になって外を走り回って遊ぶのが好きな子でした。
■百貨店での商品開発ディレクター
大学卒業後は、地元百貨店の商品開発ディレクターとして、輪島塗や九谷焼の企画開発に携わりました。すでにその頃には、「陶芸家になりたい」という思いを持っていて、「ただ作っていてはだめ」という気持ちを常に持っていました。4年間企画に携われたことが、今の仕事のスタイルにもつながており、お客様に訪ねて来てただくためにギャラリーを作ったことも、日々庭の手入れを続けることも、働いていた4年間があったからこそ出来たのだと振り返ります。
■英国ウェッジウッド社へ留学
吉田さんは平成20年に文化庁の在外研修生に選ばれ、3ヶ月間イギリスのウェッジウッド社へ留学しました。「陶芸技術は日本のほうが高く、陶芸をわざわざ外国で学ぼうという人はいないかもしれません。ですが、世界のテーブルウェアメーカーの陶芸家はどんなところで働いているのか、とても気になりました」。そして、いくつかの選択肢からヨーロッパを選んだのは、歴史ある町並みに魅力を感じていたことも要因の一つです。ウェッジウッドでは、久しぶりのヨーロッパ生活を過ごし、ゆったりとした空間の中で生活を楽しみながら生きている陶芸家の人々と交流できました。「時代は移り変わっていますが、自分の手元に置いておきたい“本当の器”を求めている人は変わらずにいてくれます。ウェッジウッドで出会った彼らのように、自分のスタンスで生きていきたい」と確信をもちました。七尾の地に根を下ろして活動している吉田さんに、英国ウェッジウッドのゆったりとしたスタンスが重なりました。
■能登で陶芸体験
吉田さんは今、お客様にゆっくりと能登を味わってもらえるように、体験を開きたいと考えています。椿庵が出来た10年前は、雑誌などの取材も受け、お客様からの反応はたくさんありました。ですが、当時は受け入れ体制が整っていませんでした。今は子育ても一段落したので、これから本格的に始めたいと考えています。体験の方の昼食には、地元の食材を使ったお料理を作っているお店にお弁当をお願いし、お昼をはさんだプログラムを考えています。「旅に来て、いろいろと移動して回るのも良いですが、一箇所でゆっくりと楽しんでいただくことも贅沢だと思います」。田舎の生活をゆっくり楽しむ吉田さん。そんな彼女のライフスタイルに憧れを抱く女性は多いはずです。
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