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のとだより
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学生プロジェクト

日本の里100選「金蔵」から見る「日本一の星空」

 
地上の星① 「能登写真家」 足袋抜豪

すばらしい場所に行き、そのことを人に伝えるとき、その媒体は、活字か写真、時には動画だったりするかもしれない。今回は、活字と写真により、できるだけ能登の自然のすばらしさをお伝えしたいのだが、人と自然とふれあいも含めた、五感で感じる能登は、実際体験しなければ味わうことができない。このレポートを読んで、何かが伝わるものがあった人は、是非、能登を訪れて、自分で体験して欲しい。(金沢大学web-KURS)
■「金蔵」という場所
「にほんの里100選」というものをご存知だろうか。石川県輪島市町野町には4474件の応募の中から選ばれた「金蔵」という地区がある。「にほんの里100選」は、朝日新聞社と森林文化協会が実施した、日本において人々の暮らしによって育まれてきた、すこやかで美しい里を選定する事業である。選考対象は、「集落とその周辺の田畑や野原や草地、海辺や水辺、里山などの自然からなる地域」で、①景観、②生物多様性、③人の営みの3要素が選定基準となっている。

ちなみに3つの要素は以下の通り。
 ①景観
 …暮らしが生み出した特色ある景観が、まとまりをもって見られる。
  あるいは、里の景観が全体として調和していて美しいこと。
 ②生物多様性
 …かつては里でよく見かけた動植物が今もすこやかに生きている。
  あるいは、そうした生き物や生育・生息環境を再生する試みなどがあること。
 ③人の営み
 …景観や生き物を支え、里のめぐみを生かす暮らしや営みがある。
  あるいは、そうした暮らしを築き持続させようとする人々がいること。
 
そこで、今回は能登を代表する里「金蔵」の自然や人とのふれあいを「星」という切り口から、レポートする。
 
■写真家 足袋抜豪さん
足袋抜さんの説明を聞く学生たち
今回取り上げる金蔵の「星」。この金蔵で、すばらしい星空写真を撮影した写真家がいる。足袋抜(たびぬき)豪さんである。生まれも育ちも石川県能登半島の先端に位置する珠洲市である。金沢市の高校を卒業された後、スキューバダイビングインストラクターを経て写真家となり、水中写真を主に撮影している。実際に何枚か見せていただいたが、彼の写真はどれも色鮮やかで、思わず海に潜ってみたくなるものばかりであった。
 
■足袋抜さんと金蔵の星空
水中写真を中心に活動していた足袋抜さん。
金蔵の星空に出会ったのは水中写真以外の被写体を検討していた時である。「金蔵の星のすばらしさ」について情報を得たので実際に訪れてみると、金蔵の夜空には覆い隠さんばかりの星が広がっていたのである。
その様子は星空写真として撮影された。金蔵の満天の星空に加え、人々が丹念に作る水田にその星が写り込み、金蔵の山々や澄んだ空気まで伝わるような星空と、豊かな自然とそこに暮らす人々の営みが伝わってくる。まさに大自然と人々が共生する様子が凝縮された一枚となった。
 
■足袋抜さんにとっての能登写真
能登の星空
多くの星空写真を撮影している足袋抜さんだが、星空写真は彼が「伝えたいもの」の「ほんの一部」でしかない。
足袋抜さんは、「写真は強く人に訴える力をもっており、その力を有効に使って、高齢化が進む能登で、今も息づいている自然や文化を残そうと頑張る住民に、少しでも写真を使って貢献したい」と話す。自分が幼いころ住んでいた素晴らしい能登を撮影した写真をいろんな人に見てもらい、その写真をきっかけに能登を訪れて、少しでも能登の良さを味わってもらいたい。そのためには、自身がもっと能登の素晴らしさを発見し、いろんな人に発信することが重要である。たとえ、能登に来てもらえなくても、そうした能登の美しい写真が、今の私たちを取り囲んでいる環境を見直すきっかけを作っていくことにつながるのである。

改めて、足袋抜さんの星空の写真を見ると、金蔵の星空写真から目に見えない何かを感じることができるのではないだろうか。
足袋抜さんは、最後に「写真を撮る人はもちろん、見る人にも、少しだけそういう思いが伝わると、やがて能登に人が集まってくる」と語ってくれた。
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