能登スタイル

パソコン版スマートフォン版


のとだより
<広告>

学生プロジェクト

時明かりのひと


 序章.「時明かりのひと」とは?



 私が生まれて初めて珠洲に来たのは、3年前の冬だった。珠洲の「濃紺に包まれる闇のような夜」が印象的だった。私は小さな頃、暗闇が怖かった。中学生になるまで、一人で眠れず姉の部屋まで布団を持っていったあの頃。そんな思い出を思い出させてくれた。暗闇の空は、「夜になると暗いから早く家に帰って寝なさい」と言われているようだった。
 
 珠洲は、何回でも足を運びたいと思わされる力を持っている。なぜその様な衝動にかられるかは分からない。珠洲には、魔物が住んでいるのか。それとも、昔の記憶に浸りたいのか・・。それは今でも謎だ。
 
 でも、最近一つだけ分かったことがある。それは、珠洲は「私達の日常生活の中で忘れかけていた大切な何か」を蘇らせてくれる場所なのだ。子供の頃の苦い思い出、今悩んでいることなど、忙しい日常生活の中で考える暇のないことをじっくり考えてしまう。そして、不思議と珠洲から家路に着くときは、頭も体もスッキリしているのだ。それは、俗に言うリフレッシュなのかも知れない。でも、リフレッシュとはまた違う様な気がする。
 
 珠洲の魅力は何だろう。考えた末に出た結論は、珠洲には都会に住む私の日常生活にはない、穏やかでまったりとした時間が我々の心を静めてくれるという魅力なのだ。今日はスポーツジムで汗を流し、リフレッシュしようと意気込み、取り組むのではなく、体が素直に反応してくれる。気楽なのだ。そう、珠洲は肩の力を抜いて楽しめる場所なのだ。
 
 金沢から能登有料道路を使用して約2時間半。近いと思うか、遠いと思うか。人ぞれぞれ意見が分かれるだろう。私は、断然「近い!!」と思うのだ。なぜかと言うと、私は通学に約1時間かかる。あと、プラス1時間半すれば「気楽な場所」が待っているのだ。海外旅行や県外旅行に比べたら、2時間半なんてあっと言う間だ。いつから2時間半が長いと感じてしまうようになったのだろう。なぜ時間感覚が麻痺するくらい、みんな「あくせく」しているのだろう。
 
 珠洲に訪れる度に、毎回新しい発見と喜びがある。時間を気にして一気に観光地だけをざっと見て歩くのは、絶対にもったいない。時間を忘れて、歩きや自転車でじっくり回ってみてはどうか。風に吹かれ、大自然の息吹に身を委ねるのも良いものだ。
 
 さて今回、私が紹介する人々は、「珠洲市日置地区」に住む人々だ。この調査で私は、豊かな自然はもちろん「珠洲市日置地区」に住む人々のぬくもりにココロもカラダも虜になってしまった。
 珠洲独特なまったりとした時間の中で生活をしている人々は、私達と違う感覚や考え方を持っていた。何がおきようとマイペースでまったり生きる姿や、自然と寄り添いながら暮らす方法を紹介しようと思う。
 
 夜明け前、一筋の太陽の光が人々を照らすように「珠洲日置地区」に住んでいる人々をそっと照らしてみたい。そして、そんな風に生きている人々に心からエールを送りたい。
 
 最後にこの掲載を読んでくれた「あなたのココロ」に一筋の光が灯りますように、願いを込めて。
 
<広告>

PR

能登の産品を販売中!能登スタイルストア 能登・中島産の殻付き牡蠣を一斗缶に入れてお届け 志賀町・籠漁の甘エビ