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のとだより
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能登の魅力


 1.奥能登の自然がはぐくむ「のとっ子」とキリコ祭りなど伝統文化の魅力


 私は奥能登っ子だから、ここではどの観光情報誌にも載っていない、奥能登で暮らす人々、「のとっ子」の魅力をお話しします。

 
 能登半島の魅力は人と自然と伝統文化にあります。能登半島の人々は強い絆、豊かな自然、美しい景色、おいしい食事などに囲まれて暮らしています。ここで生まれ育った人たちはとても元気で、地震になんて負けません。地元の人達の仲はいいし、外から来た人を温かく迎えてくれる優しさをもっています。彼らが「のとっ子」です。この地元の人々の優しさ、豊かな自然、美しい景色、豊かな文化は、能登半島を訪れる人々に大きな安らぎと楽しみを与えるでしょう。さらに、能登半島は海と山がすぐ側にあるため、おいしい海と山の食べ物が両方味わうことができます。魚はいろいろな種類が年中出回り、春には山菜、夏にはサザエやアワビ、秋はクリやキノコ、冬はカキやカニなど、まだまだ沢山あります。
 このように恵まれた自然の中で暮らす「のとっ子」はきっかけさえあれば見知らぬ人とも、打ち解けて話をしてくれます。一見、こわもてでも、本当は気さくで人情が厚いところが「のとっ子」の特徴だと思います。そんな、「のとっ子」らしさに触れたときの話を紹介します。
 
 昨年の夏、私たちは大学のゼミで地域の自治体の協力を得て、三集落でキリコ祭りに参加し、キリコ祭りと集落の調査を行いました。キリコ祭りなどを通じた地域活性化を図ることができないかという課題の調査です。
 
 その日は地元の役場の方が予約してくださったある民宿に、先生と、私を含めた学生3人の計4人で宿泊しました。夕飯はとてもおいしい食事が出されたのですが、それとは別にテーブルのそばにおおきな桶に入った、沢山のサザエやウニ、そしてアワビがありました。店主の方に聞いてみると、事前に私たちが宿泊することを知った地元の人が私たちのために採ってきてくれたとのことです。
 民宿は地域の飲み屋も兼ねているようで、近くのテーブルでビールを飲んでいた人がその人を紹介してくれました。調理されたサザエやウニ、アワビをおいしくいただきながら、次々にやってくる民宿の常連さんたちとお酌を交わしながら、和気あいあいとお話をしました。「また来年もおいで」、「うちんとこの祭りにも来さっし」と言われてとてもうれしかったです。

 
 もうひとつ、調査で祭りに参加したときのことです。
 
 能登半島のキリコ祭りには必ず「およばれ」といって、祭りを行う集落の人が、他の集落の人、親戚や観光でやってきた人を客人として招き、おもてなしをする習慣があります。私たちも「およばれ」され、サザエや能登牛など豪華なご馳走をいただきました。同じ席には、町長さん、他の集落から来た人や、職場の上司や親戚などいろいろな人が集まっていました。こうして、他の集落の人達やその他の人々と交流を深めることができると聞きました。
 また、キリコ祭りは年に1度のビッグイベントであるため、町へ出て行ってしまった多くの若者が、キリコ祭りのために集落へ帰ってきます。そして、どの人も、キリコ祭りは最高だと言います。
 闇夜に浮かぶキリコ(大行灯)の光、キリコの揺れ、腹に響く太鼓の音、キリコを担ぎ上げるときの掛け声、キリコ祭りの全てが幼い子供からお年寄りの方まで参加する全ての人の体に響き渡ります。
 集落の人口は減少し続けていますが、町へ出ていった若者が祭りの度に帰ってくることで祭りが支えられているのです。私達学生がキリコをかついだので、もう一台のキリコが運行できた集落もあり「のとっ子」に喜ばれました。面白いことに、奥能登では、どんなに小さな集落でも、キリコを少なくとも一台持ち、毎年必ず運行するのです。少子高齢化の波にも負けず、キリコにタイヤをつけて引っ張ってでもキリコを運行させ、伝統文化を守っている人々の力強さと土地と人の絆の深さを実感しました。
 日本の都会が失いつつある人々のつながりが、ここ奥能登ではキリコ祭りなど伝統文化を通じて、決して消えることなく存在し続けていきます。キリコ祭りは、「のとっ子」そのものを象徴しているように思います。
 
 皆さん是非奥能登にきて下さい。奥能登に訪れた際には、何も考えず、肌で自然と文化を感じ取ってもらいたいです。目を閉じて、耳をすませば、海では波の音、かもめの鳴き声、潮風の流れ、そして山では木々のざわめき、小鳥のさえずり、暖かい木漏れ日、木々の間を優しく吹き抜ける風を感じることができます。
 これは自然があるところならどこでも当たり前なのですが、私たちは日々の喧騒に飲み込まれ、自然を感じるということを忘れてしまっているように思います。
 ちょうどキリコ祭りに遭遇すれば、その豪快な運行、太鼓と笛の音、大行灯の美しい揺れなどを楽しめます。参加して担ぐことも可能かも。一人でも多くの方に奥能登を訪れてもらいたいです。忙しく、観光地をまわるのではなく、ゆったりと温泉につかり、おいしい食べ物を食べ、じっくりと優しい人々と自然を堪能してみてはいかがでしょうか。
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