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土蔵の可能性

"日干しレンガ"で再生 
古窪邸


※内容、時間、料金など掲載情報は取材時のものです。
ご利用・お出かけの際は、お問い合わせ先などでご確認ください。

輪島土蔵文化研究会とボランティアの方々により、古窪邸の蔵の1つを、足元1mに約2,000個の日干しレンガを使って修復。
グランドピアノがおいてある音楽室で、良質な音色が響きます。
輪島土蔵文化研究会
■住所 輪島市河井町1-100-1
■紹介先 輪島土蔵文化研究会のブログ
■グランドピアノと土蔵
古窪邸には3つの蔵があります。
というのも、昔は輪島の生業"塗師屋"を営んでいたそうなのです。
今回"輪島土蔵文化研究会"で修復を手がけたのが、奥行きのある古窪邸のまん中あたりに位置する土蔵です。

1Fにはグランドピアノとアップライトの二つのピアノがおいてある音楽室で、元ピアノの教師の家主古窪さんが、今でもここでピアノを弾いているそうです。そして、2Fは寝室です。
グランドピアノがおいてあるということで、今回古窪邸で採用された"日干しレンガ"での修復を、家主の古窪さんはとても気に入っているそうです。
輪島土蔵文化研究会では、本当は日干しレンガの上を仕上げる予定にしていたそうですが、古窪さんの強い希望で、レンガの表情を残した仕上げとなったようです。
■日干しレンガを使った修復方法
輪島では昔から度々洪水に見舞われ、この古窪邸では1959年の水害で足元約1mが浸水したらしく、地震でその部分の土壁がばっさりと崩落しました。
一方、それより上は、一部崩落した箇所もあったのですが、荒壁はある程度しっかりしているとのことで、足元約1mの箇所を約2,000個の"日干しレンガ"を用いて部分修復することになりました。
■再生への道
●6月半ば・・・試作
原寸モデルで、小舞、竹クギ、泥ダンゴ、手打ち、日干しレンガ作りの練習を行う。
●7月半ば・・・試作&材料手配
現場で小舞を試作し、原寸図を描き詳細を詰める。
なるべく地の材を使おうと、材料の手配や準備を行う。
 

落とした壁土は砂が多く、粘性に欠ける為、少し混ぜる程度とし、新たに良質の土を用いる方が良いと判断された。できるだけ地元の土を使おうと探した結果、輪島市三井町洲衛から土を採取する事にした。
ワラスサ
解体される家の古畳を改修し、1トンあまりを確保。
●7月末・・・土作り
型枠で土場を作り、約20トンの土を運び込み、ワラスサを入れ、土づくりを開始。
(1年程ねかせる事も多いそうだが、夏の暑い時期なので、ひと月程でも十分発酵が進むと判断した。実際すぐに独特の臭さが加わり、水やワラスサを加えながら素足で土練りを何度か行った。)
●8月・・・日干しレンガづくり
近所の子供たちと一緒に土を運んで足や手で練り、木型にいれて抜く作業を繰り返し、約1週間で4種類の形状の日干しレンガ約2,000個が出来上がりました。
●8月~9月・・・乾燥
約2~4週間乾燥させます。
その間は現場で崩れた土蔵の撤去、日干しレンガの試し積みを行いました。
●9月半ば~
本格的に日干しレンガ積みをスタート
●9月末・・・漆喰塗り
煉瓦の表情を残してほしいという施主のたっての要求から補強用のネットの部分だけ漆喰で固めるようにしました。
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