能登スタイル

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のとびと
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大竹清登さん

田上正吉

能登×シチリア 料理人

田舎暮らしと料理を楽しむという生き方
神奈川県から能登町に移住してシチリア料理のお店「能登×シチリア」を営む。
東京の飲食店で料理人として働いたのち、修行のつもりはなく訪れたイタリアで、初めて田舎暮らしを体験。田舎で暮らすことを楽しみながら、生きる術として料理をしているというだけあって、小木での暮らしを十二分に楽しんでいます。ディナータイムは完全予約制。旬の食材のおまかせコースでおもてなし。ランチは土日のみ営業の「能登パニノテカ」で、特製パニーニを提供。

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
ご利用・お出かけの際は、お問い合わせ先などでご確認ください。

能登×シチリア
〒927-0553 石川県鳳珠郡能登町小木13−17-1
TEL 090-9448-1704
e-mail notosicilia8@gmail.com
■はじめての田舎暮らしはシチリア
能登×シチリアは、イカ漁で有名な小木漁港の目の前にある。はなっからサラリーマンになる気はなく、高校卒業後は専門学校を出て料理の世界へ。最初はフレンチ、次はナポリ料理店で料理人として働く。もともと帰る田舎を持っていなかった。初めての田舎暮らしは、27歳のとき1年くらい住んだシチリアだった。最初は修行のつもりはなく、語学学校に通いながらホームステイをして、ヤギの鳴き声で目が覚めるという、のどかな暮らしを経験した。現地でもっとも心動かされたのは、接客の違いだった。ヨーロッパの多くの店では、お客さんと店員の関係が対等で、必要以上にへりくだったりしない。お互いに暮らしを楽しんでいるという関係性が成り立っている。帰国後は、飲食店で接客にも携わるように。やっぱり料理が好きなので、料理人に戻ったものの何か物足りない。東京にいると、食材がつまらないのだ。自分で食材を作ってみたい、畑ならできるのでは?と考えていたとき、知り合いの案内で能登を訪れた。
■移住場所の第一条件は周囲にコンビニがないこと
小木漁港
小木漁港
最初は、金沢に店を出すつもりだった。その準備期間で小木暮らしを楽しもうと思っていたら、思った以上に楽しくて。移住するなら、周囲にコンビニがないところということを最初の条件にしていたので、ここはピッタリだった。
東京に比べると食材の新鮮さのレベルが違う。移住当初は畑にも挑戦したが、いまは、一次生産はプロに任せて、信頼できる生産者との関係をつくっている。魚介類はもちろん、自然栽培の野菜は味が濃くて美味しい。シチリア料理は、素材の味を活かして旨味を引き出すという考え方なので、能登の食材とのコラボレーションが楽しめるのも魅力。今回の取材は、ランチをやっている日ではなかったにもかかわらず、特別に作っていただいた賄いメニューのなんと美味しいこと!特にカブのスープは、素材の甘みが引き出された絶品でした。
小木暮らしの楽しさは尽きることがない。船に乗せてもらってイカ釣りにいったり、タコツボでタコをとったり。畑を手伝いに行って終わったあとに外で飲むビールは最高。海潜りに行って、サザエと戯れて帰ってくることも。

■その土地の食材を活かす
干している野菜くずがキレイ
干している野菜くずがキレイ
そんな田舎暮らしを楽しむ中で、信頼できる生産者から手に入れた食材たちが、大竹さんの手によって美味しいシチリア料理になる。能登×シチリアは、ディナータイムの予約営業のみというスタイル。旬の食材を組み合わせて予算に合わせたおまかせコースを提供する。それを目指して、お客は地元だけでなく、金沢や七尾、東京からも訪れる。
店内には野菜くずを干しているザルや様々な食材の瓶詰めがところ狭しと並ぶ。野菜くずは乾かして、だしをとる。だしを取った後は畑に戻す。そんな循環型のレストランを自然体で楽しみながら営んでいる大竹さんは、能登スタイルな暮らしを体現しているなぁと思う。魚のアラは塩漬けにして自家製の「いしり」に。移住してからの2年で自家製の調味料は10種類ほどになった。
これまでお昼の時間は、食材集めなど自分の時間に使っていたが、ランチの需要に応えて土日のみ営業の「能登パニノテカ」としてパニーニを提供するように。シチリア料理に興味のある人に来てほしい。地元の人には見慣れた食材も、調理法ひとつでいろんな可能性が広がる。今後は、料理教室なども開催していきたいとのこと。シチリア料理を教えるというより、イカのまち小木の人たちが、イカの新しい調理方法を知るというイメージ。移住者が新しい文化を運び込むことで、より豊かな食文化が生まれていくのかもしれません。
■田舎で料理をする楽しさを広げていきたい
サッと作ってくれたまかない
サッと作ってくれたまかない
地元の人は、ここにまた灯りがついて嬉しいという。地元の食材で料理をして、外からのお客も迎えるというお店が他にもないと、ここで暮らすということや料理人という生き方が、子どもたちの将来の選択肢に入ってこない。そのためにも「田舎暮らしを楽しみながら、その土地の食材で料理をしていく仲間」を広げていきたい。特に、能登だけにこだわっているわけではない。今後は、この想いを軸として店舗展開もしていきたいという夢を語ってくれました。

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