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のとだより
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海辺の小径


 湯浅啓 さん/写真家

 鉄道が大好きで、鉄道の写真を撮り初めてから、はや30年近くになります。
鉄道写真を撮り始めた頃は、自宅近くの北陸本線を行き来する特急列車に
夢中でしたが、次第に本線から枝分かれするローカル線たちにも
心惹かれるようになっていきました。
 
 七尾線に初めて出会ったのは、四半世紀前のことになるでしょうか・・・。
金沢を出発して七尾を過ぎた辺りから、だんだんと海が近くなり、
西岸から穴水にかけて車窓に広がる七尾湾の光景に、
目が釘付けになったことを、今でも憶えています。
 
 素朴な田園風景と穏やかで美しい海の景色が混在する七尾線(のと鉄道区間)は、
いまとなってはとても美しい貴重なローカル線だと、私は思います。
北陸三県の鉄道沿線でも、これだけ長い区間にわたって車窓から海が見えるところは珍しく、
ましてや石川県内を走る列車から間近に海が見えるのは、唯一この区間だけ。
 
 残念ながら、同じ魅力をもっていた能登線は廃止されてしまったけれど、
せめて、残された七尾線だけは、いつまでもこのままでいてほしい、
そういう願いをこめて写真を撮り、文章で魅力を伝えていけたらと思います。
当たり前で、身近すぎて見過ごされがちな情景に光をあてていけたら、それが何よりの幸せです。
 


●プロフィール
湯浅 啓(ゆあさ あきら)
1968年、金沢市生まれ。中学時代より本格的に鉄道写真を撮り始める。
大学卒業後、サラリーマン生活を経て、
1995年よりフリー・カメラマンとして活動を開始。
2005年、写真集「能登線日和」(能登印刷出版部)を刊行。
雑誌や広告関係の撮影をメインにしながら、
鉄道会社や鉄道図書等への写真提供もおこなっている。
近年は、北陸地方を中心に、四季の風景や鉄道の表情を追いかけている。
のと鉄道沿線の撮影は、ライフワークのひとつ。

 
湯浅さんの写真集についてはこちら
能登スタイルストア 能登線日和 「能登線日和」は、のと鉄道の穴水~蛸島区間の風景や人と鉄道を収めた素敵な写真集です。
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